解決できる悩み
- ApplePencilが必要な人ってどんな人?
- Apple Pencilと他社製のスタイラスペンの違い
- スタイラスペン購入時のポイントと注意点
iPadを活用する際に、Apple Pencilが必要かどうかを悩む人は多い。Apple Pencilは価格が高いし、使わなくなってしまうのはもったいないと思ってしまいますよね?
実は、iPadで使えるペンはApple Pencilだけではありません。様々なメーカーから、特徴の異なるスタイラスペンが発売されています。
私自身、Apple Pencilと複数の他社製スタイラスペンを実際に購入し、iPad学習でペンを使い込んできました。だからこそ分かる、それぞれのペンの「リアルな使い心地」や「メリット・デメリット」をよく理解しています。
そこで本記事では、Apple Pencilと他社製スタイラスペンの特徴や違い、選ぶ時のポイントについて詳しく紹介していきます。
Apple Pencilが必要かどうかは、iPadの使用する目的によって変わります。本記事を読めば、自分にApple Pencilが必要なのか、それとも他社製のスタイラスペンでも問題ないのかが分かります。
知っておきたいスタイラスペンの基本

スタイラスペンとは、iPadで文字を書いたり、絵を描いたりするときに使うペン型のアイテムです。
スタイラスペンを使うことで、 指で操作するより細かい作業が可能になり、イラストを描いたり、文字を書いたりする際に役立ちます。様々なアプリに対応しており、メモアプリやイラストアプリなどでその機能を発揮することができます。
スタイラスペンの種類には、Apple Pencilのような純正品から、他社製のスタイラスペンまでさまざまな選択肢があり、初めて使う方にとってどのペンを選ぶべきか、どう使うのが良いか悩むことが多いでしょう。
用途に応じて選ぶべきポイントも異なるため、Apple Pencilと他社製スタイラスペンそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。
Apple Pencilの特徴

Apple Pencilとは、iPadの入力用デバイスとしてAppleで開発されたスタイラスペンのことです。本物のペンや鉛筆で紙に書くように、iPad上で直感的にメモを取ったり、絵を描いたりすることができます。
Apple Pencilは次のような特徴を持っています。
Apple Pencilはノート取りや勉強、イラスト作成などのクリエイティブな作業までも最適に行えるので、多くの方に愛用されているアイテムです。iPadとの高い互換性を持ち、ペアリングや充電も簡単に行えるため快適な作業環境が整います。
Apple Pencilには他のスタイラスペンにはない特徴や、モデルごとによる違いがあるので詳しく解説していきます。
価格の比較
はじめてApple Pencilを買う方にとって、多くの方が気になるのはやはり『価格』ではないでしょうか。
Apple Pencilのモデルと価格の違いは次の通りです。
Pro | 第2世代 | USB-C | 第1世代 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 21,800円 | 21,800円 | 13,800円 | 16,800円 |
Apple Pencilはモデルによって性能が異なるため、価格にも幅があります。安いモデルでも1万円を超え、高性能なApple Pencil Proや第2世代は2万円以上と、決して気軽に買える値段ではありません。
しかし、Apple純正品だからこそ実現できる、iPadとの完璧な連携と圧倒的な書き心地の良さ。遅延を感じさせないスムーズな追従性、筆圧や傾きを正確に読み取る繊細な表現力は、他社製のスタイラスペンではなかなか真似できません。
また、iPadと調和する洗練されたデザインも魅力の一つ。こうした性能や満足感を考えると「高くても買ってよかった」と思える、後悔の少ない初期投資とも言えるでしょう。
モデルごとにiPadの対応機種が異なる
Apple Pencilは現在、次のような4種類の異なるモデルが存在しています。
- Apple Pencil Pro
- Apple Pencil 第2世代
- Apple Pencil 第1世代
- Apple Pencil UCB-C
Apple Pencilのどのモデルが、どのiPadに対応しているかを理解しておくことは非常に重要です。iPadの世代やモデルによって対応するApple Pencilが異なるため、自分のiPadに対応したモデルを選ぶことで「使えなかった」というトラブルを回避することができます。
iPadのモデルと対応Apple Pencilの一覧表(最新モデル版)は次の通りです。
Pro | 第2世代 | USB-C | 第1世代 | |
---|---|---|---|---|
iPad Pro 13インチ(M4) | 〇 | - | 〇 | - |
iPad Pro 11インチ(M4) | 〇 | - | 〇 | - |
iPad Air 13インチ(M3) | 〇 | - | 〇 | - |
iPad Air 11インチ(M3) | 〇 | - | 〇 | - |
iPad (A16) | - | - | 〇 | 〇 |
iPad mini(A17 Pro) | 〇 | - | 〇 | - |

Apple PencilはすべてのiPadに対応していません。必ず対応機種を確認してから購入しましょう!
モデルごとで使える機能が違う
Apple Pencilは、iPadでの作業をより快適にするため、多彩な機能を備えています。圧力感知や傾き検知といった高度な技術により、クリエイティブな表現が可能になり、メモ取りやスケッチ、グラフィックデザインなどのさまざまな用途で活用することができます。
Apple Pencilの主な機能と対応モデルは次の通りです。
Pro | 第2世代 | USB-C | 第1世代 | |
---|---|---|---|---|
ピクセルの精密さ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
低レイテンシー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
傾き検知 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
圧力検知 | 〇 | 〇 | - | 〇 |
マグネット取り付け | 〇 | 〇 | 〇 | - |
充電 | ワイヤレス | ワイヤレス | 有線 | 直刺しor有線 |
ペアリング | ワイヤレス | ワイヤレス | 有線 | 直刺しor有線 |
ポイント機能 | 〇 | 〇 | - | - |
ダブルタップでツール切り替え | 〇 | 〇 | - | - |
バレルロール | 〇 | - | - | - |
スクイーズ | 〇 | - | - | - |
触覚フィードバック | 〇 | - | - | - |
探す機能 | 〇 | - | - | - |
Apple Pencilに搭載されている『筆圧検知』や『マグネット取り付け』、Apple Pencil Pro搭載の『バレルロール』『スクイーズ』『触覚フィードバック』『探す』はとても便利な機能ですが、iPadによって対応機種が異なります。
Apple Pencilの機能は,すべてのユーザーにとって必ずしも必須ではありませんが、あなたの作業スタイルによっては非常に便利な機能となるでしょう。

もし、必要な機能を搭載したApple Pencilを使いたい場合は、使っているiPadを見直す必要が出てくるかもしれません。
Apple Pencil(第1世代)ってどうなの?

Apple Pencil(第1世代)は、初代のApple Pencilとして登場したモデルです。現行のiPadで対応しているモデルはiPad (A16) のみ、古いモデルのiPadを使っている場合は第1世代のみ対応の場合があります。
古いモデルのApple Pencilであることから、今後対応iPadは販売されない可能性は十分にあります。そのため現時点でApple Pencil (第1世代)を選ぶ必要性はあまりないかもしれません。

iPad (A16) で筆圧検知を使いたい場合、Apple Pencil第1世代が選択肢になります。
他社製のスタイラスペンの特徴

Apple Pencil以外にも、さまざまな他社製スタイラスペンが市場に登場しています。他社製のスタイラスペンはコストパフォーマンスに優れたものや、特定の機能に特化したものなど、使う方のニーズに応じた多様なモデルが存在します。
他社製スタイラスペンの特徴やApple Pencilとの違いは次の通りです。
価格が安くコスパが高い
他社製のスタイラスペンは、Apple Pencilに比べて価格が非常に安価なものが多いです。
スタイラスペンの種類によりますが、多くの製品は3,000~4,000円台で購入することができるのが特徴。Apple Pencil Proや第2世代は21,800円ですが、その4分の1以下の価格で入手すくことができるわけです。
「スタイラスペンを使ってみたいけど、いきなり2万円以上出すのは少し勇気がいる」と感じる方は多いです。
まずは気軽に試せる価格のモデルから、スタイラスペンのある便利な生活を体験してみましょう。
デザインが豊富で個性が出せる
他社製のスタイラスペンの魅力はデザインが豊富さです。
Apple Pencilに似たシンプルな見た目のものから、独自のデザインやカラーリングのものまで、たくさんの選択肢の中からお気に入りの1本を選ぶことができます。
Apple Pencilの場合、対応するシリコンカバーなどで見た目や持ち心地をカスタマイズできますが、他社製のスタイラスペンは対応アクセサリーが少ないため見た目の変更が難しい場合があります。
しかしながら、Apple Pencilにはないデザイン性は他社製スタイラスペンならでは。【Metapen D1】のように持ちやすさを追求したデザインのスタイラスペンは勉強効率を上げる手助けをしてくれます。
お気に入りのスタイラスペンは、あなたの個性を表現するアイテムになります。デザインにこだわりたいなら、他社製スタイラスペンは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
互換性が異なるので要確認
他社製のスタイラスペン購入時は互換性についての確認が重要。
特に、次の2点については事前に確認しておく必要があります。
- 使っているiPadと互換性があるか
- Apple Pencil用のペン先と互換性があるか
まずはじめに確認しなければならないのが、自分の使っているiPadのモデルと互換性があるかどうか。残念ながら、すべてのスタイラスペンが、すべてのiPadで使えるわけではありません。
製品ページの対応表などをしっかり見て、「これなら大丈夫!」と確信してから購入するようにしましょう。
そして、見落としがちなのが、消耗品である「ペン先」の互換性。スタイラスペンのペン先は、使えば使うほどすり減っていくので、Apple Pencil用のペン先と互換性のあるペンを選んでおけば、交換品が手に入りやすく、いざという時に困ることがありません。

ただし、純正のペン先は価格が高いため、他社が販売している安価な互換品を使うのがオススメ。
機能は劣るが純正に近い使用感
他社製のスタイラスペンにも、Apple Pencilのようにさまざまな機能が備わっています。
よく搭載されている機能は次の通りです。
- 傾き検知機能:
ペンを傾けて線の太さを変えられる。 - iPad側面への磁器吸着:
対応するiPadの側面に磁力でくっつき、そのまま充電やペアリングができる。 - パームリジェクション:
スタイラスペンでiPadを操作する時に、画面に触れた手をペン先以外の入力として認識しないようにする。
ノート取りやPDF資料への書き込みなどの、日常的な使い方であれば機能で十分快適に使えるでしょう。
最新のスタイラスペンには、ボタン操作での「ツール切り替え」や「探す」機能を搭載しているモデルも出回り始めているので、Apple Pencilに近い使用感で使うことができるものも増えてきています。
Apple Pencilとスタイラスペンはどちらを買えばいいのか?

Apple Pencilと他社製スタイラスペンは、結局どちらを選ぶべきか。その答えは、あなたがiPadで「何をしたいか」によって決まります。
それぞれを選ぶ時のポイントについて詳しく解説していきます。
Apple Pencilを使った方がいい人
Apple Pencilは非常に高性能ですが、その価格や機能を考えると、すべての人にとって最適な選択とは限りません。使い方によっては、その能力を持て余してしまう可能性もあります。
Apple Pencilはどのような方に最もオススメなのか。 結論から言うと、その真価を最大限に発揮できるのは「クリエイティブな作業」をする方です。
その理由は、Apple Pencilが持つ以下の優れた点にあります。
- 圧倒的な精度と低遅延
- 傾き・筆圧検知機能
- 作業効率を上げてくれる機能性
これらの機能が組み合わさることで、本物の紙と鉛筆で描いているかのような自然で繊細な表現が可能になります。Apple Pencilの「ツール切り替え」や「スクイーズ」、「バレルロール」といった機能は、デザインやイラスト制作においてパフォーマンスアップの助けになります。
一方で、iPadの主な用途が勉強やメモ取りの場合、高度な機能は必ずしも必要ではないかもしれません。そのため、ご自身の使い方を考え、プロ向けの機能が本当に必要かどうかを考えることが、最適なペンを選ぶ上での重要な判断基準になります。
他社製のスタイラスペンでもいい人
iPadの主な用途が勉強などの書く作業がメインであれば、他社製のスタイラスペンで全く問題ありません。
最近の他社製スタイラスペンは非常に高性能で、文字を書く際の遅延が少なく、滑らかな書き心地を実現しています。講義ノートの作成から資料への書き込みなど、あらゆる学習シーンでストレスなく活躍してくれるでしょう。
他社製スタイラスペンは、次のような方に特にオススメです。
- 初めてスタイラスペンを使う方
- とにかく初期費用を抑えたい方
- 文字書く、簡単なお絵描きのために使う方
- Apple Pencil購入前のお試しとして使ってみたい方
スタイラスペンの性能は年々上がってきていますが、Apple Pencilが持つ「高い精度」や「筆圧検知機能」は非搭載です。もし、本格的なイラスト制作といった繊細な作業をするのなら、他社製スタイラスペンはあまり向いていないので注意が必要。
とはいえ、目的が勉強であるならば、他社製スタイラスペンは機能・価格ともに非常にバランスの取れた最適な選択肢と言えます。他社製品であっても、文字の記入や書き心地においてはApple Pencilに近い使用感を得ることができるのでオススメです。

看護師・看護学生は他社製のスタイラスペンでも十分満足できるでしょう!
【iPad学習に使いたい】Apple Pencil・他社製スタイラスペンのオススメモデル

iPadで勉強する方向けの、Apple Pencilと他社製スタイラスペンのおすすめモデルを紹介します。
Apple Pencil Pro・第2世代
基本的には、iPadでの学習にプロレベルの高性能ペンシルは必ずしも必要ではありません。しかし、もしあなたが「学習の効率」を最大限に高めたいと考えるなら、Apple Pencilは非常に重要な選択肢となります。
その最大の理由は、Apple Pencil(第2世代/Pro)に搭載されている「ダブルタップによるツール切り替え機能」です。
勉強時間が長くなればなるほど、「書いては消す」という作業は増えていきます。そのたびに、毎回画面上のアイコンをタップしてペンと消しゴムを切り替えるのは、積み重なると大きな時間ロスとストレスになりかねません。
Apple Pencilのダブルタップ機能は、ペン軸を指で2回タップするだけでツールが瞬時に切り替わるため、思考を中断させることなくスムーズに学習を続けることができます。この「一手間」がなくなることで、集中力は維持され、学習効率は着実に向上するでしょう。
「学習リズムを崩したくない」「集中して長時間勉強したい」という方にとって、この機能は非常に価値のある投資と言えます。

iPadのモデルごとに対応Apple Pencilが異なるので、必ず対応機種を確認するようにしましょう!
USGMoBi S13
最低限必要な機能が揃っいてコスパの高いスタイラスペンです。
GOOJODOQ GD13+
過去モデルのiPadであれば、Apple Pencilにかなり近い形で使うことができるスタイラスペンです。
Metapen D1
Apple Pencil Proや第2世代にしかないダブルタップによるツール切り替えは、Metapenの専用アプリを使いショートカットを割り当てることで、似たような操作をすることができるようになります。
また、「スタイラス検索」という探す機能が搭載されているので、どこかにペンを置き忘れても失くした場所を特定することができます。

私も愛用しているおすすめスタイラスペンです。
まとめ
今回はApple Pencilや他社製のスタイラスペンの特徴や違い、おすすめのスタイラスペンについて詳しく紹介してきました。
勉強やメモ取り、イラスト作成など用途に合わせて最適なiPad用のペンを選ぶことが特に重要です。
Apple Pencilをはじめ、他社製のスタイラスペンの特徴や違いについて比較しているのでぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。